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2007年12月 7日 (金)

生活保護支援ネットワーク静岡の設立と110番開催のご案内

生活保護支援ネットワーク静岡の設立と110番開催のご案内

                          生活保護支援ネットワーク静岡
                             代 表   布 川 日 佐 史

第1 生活保護制度運用の現状

 北九州市で生活保護の受給を打ち切られた男性が餓死した事件については記憶に新しいことと思います。同じく北九州市では別の男性が小倉北区役所前で割腹自殺を図り、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕されるという事件もありましたが、この男性もまた生活保護を打ち切られ、市の対応に抗議するため、「自分を犠牲にして、ちゃんとしてもらおうと思った」そうです。
 生活保護制度の違法な運用がなされているのは北九州に限ったことではありません。

 次のように、ここ静岡においても要保護者の権利が侵害されている事実が確認されています。

① 「もう何日も食べていない、生活保護を受けたい」と言って福祉事務所を訪ねた男性(70代)に対し、職員は、ちょうど良かった、これを食べて、という趣旨のことを言い、男性にカロリーメイトを手渡すだけで、保護の申請をさせずに帰らせてしまった(水際作戦)。
② 就労が困難な状況にある心臓疾患を抱えた50代の受給者に対して、ケースワーカーは執拗に就労指導を繰り返し、「仕事中に倒れたら、それはそのときに考えればいい」と発言した(辞退強要)。
③ 浜松市役所庁舎まで救急車で搬送されてきたホームレスの女性に対し、職員は非常食を一袋手渡しただけで、具合が悪く地べたに横になった女性のために救急車を要請することもなく放置した(偶然通りかかったボランティアが救急車の要請を指示したが、既に心肺停止状態であった。その後女性は病院へ搬送されたが数時間後に死亡した)。
このように申請を拒否したり、受給している本人の意思に逆らって保護の辞退を強要する福祉事務所の行為は違法です。現場の悪質な対応により権利侵害が行われている一方で、政府はさらに生活保障費の削減に取り組んでいるという憂うべき状況です。所謂「最後のセーフティネット」である生活保護基準の引き下げは、低所得者の生活にも影響を及ぼすことが指摘されているだけでなく、受給者にとってはまさに死活問題なのです。

第2 生活保護ネットワーク静岡の立ち上げ

 そこで、本日、学者および司法書士有志が中心となり「生活保護ネットワーク静岡」を立ち上げ、今後次のような活動を展開していきます。

① 生活保護に関する相談の受付電話を設け(電話番号 054-636-8611)、生活困窮者に対する最寄り会員の紹介や、必要であれば生活保護申請への同行
② 生活保護制度に関する正しい知識を得て、それを広めていくための勉強会や110番など相談会の開催
③ 行政機関等に生活保護制度の適正な運用を求めるための申入れ等の活動など

第3 110番開催のお知らせ
 違法な運用をされている生活保護制度の改善を目指し、貧困に陥った一人でも多くの県民に自立への第一歩を踏み出してもらえるよう、生活保護の申請や受給に関する無料相談会を開催いたします。

【実施日】
  平成19年12月9日(土) 10:00-16:00
【場所】
  静岡県司法書士会館 3階  (静岡市駿河区稲川一丁目1番1号)
【電話番号】 (当日限り利用可能です)
  054-289-3951  当日は面談での相談も受け付けます。
なお、本件に関するお問い合わせは、下記事務局までお願いいたします。

 生活保護ネットワーク静岡
事務局   〒426-0061
藤枝市田沼一丁目14番23号
司法書士 羽根田龍彦
TEL 054-634-1507
FAX 054-634-1508

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