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2008年4月20日 (日)

司法書士の新人研修に思う

 まず、司法書士界特有の事情について記しておかなければならないでしょう。現在においては、日本司法書士会連合会(中央研修)、各ブロック司法書士会(関東とか近畿とか)、各単位会における3つの新人研修が行われており、各単位会においては、集合研修と配属研修が行われています。後者は、文字通り、司法書士事務所への配属ということで、実務を学ぶというものであります。

 各研修の位置づけをざくっと言えば、日本司法書士会連合会(中央研修)においては、主として裁判業務関係の理論、各ブロック司法書士会においては、司法書士業務全般の実務、そして、各単位会においては、より実務的な研修が行われるという感じでしょうか。このブログでも紹介させていただいているとおり、私も、それぞれの研修において講師を務めさせていただいております。

 これらの研修は、司法書士登録の要件ともなっているわけですが、全国の司法書士の会費によってまかなわれており、よって、研修期間中の研修生には金銭的な支援がなされていないことから、収入源がない研修生にとっては大きな負担となっているようです。このあたりが、国費によって収入が保証されている司法修習生との大きな違いとなっています。この点については、様々な意見があると思います。私としては、国費ではなく、会員の会費によって新人研修を行っているという点は、もっと自慢していいのではないかと思っています。もちろん、現在の状況が、研修生にとって十分な体制とは言いませんが、自らの制度を担う若手を自らのお金で養成する・・・というスタンスは、やはり基本だと考えているからです。ちなみに、私は、現在の新人研修が経済的な要因によって不十分なのであれば、会費を値上げするなどの措置を取るべきというスタンスであります。ここも意見の分かれるところでしょうね。

 続く・・・・

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コメント

おっしゃるとおり、司法書士界の新人研修は会員の会費によってその費用の大半を賄っており、自らが後継者を養成するという点に特徴があると思います。
そして、法律上は明確に義務化されていないにもかかわらず、受講率が100%に近いというのも実はすごいことだと思っています。
また、現在は中央新人研修、ブロック新人研修、配属研修の間に特別研修が入ってきており、受講生の経済的負担は大変なものだと思います(体力的にも大変ですが)。
これまでの実績を踏まえて、今後は、司法書士養成のために必要な研修期間と受講者の生活保障、新人研修の義務化と参入規制、それに研修費用(受講料や会費)を検討してく必要があるのだろうなと感じました。

投稿: 小司隆信 | 2008年4月21日 (月) 09時39分

コメントありがとうございます。まさにショウジくんの専門分野でしたね。またいろいろと教えてください。

投稿: 小澤吉徳 | 2008年4月21日 (月) 15時25分

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