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2008年5月26日 (月)

司法書士の新人研修に思う⑥

 さて、次は、中央新人研修について述べてみたいと思います。

 まずは、こちらをご参照ください。

 http://www.shiho-shoshi.or.jp/member/training/

 前回のカリキュラムはこちらです。

 http://www.shiho-shoshi.or.jp/member/training/newfaces_training/data/h19_curriculum01.pdf

 著名な学者・弁護士などの講義に加え、司法書士による講義もありますが、一般的には、アカデミックな内容が多く、すなわち、実務的な講義は優先されておりません。もちろん、申請書や訴状の作成方法や添付書類についての講義ばかりが実務的講義ではありませんし、実務における考え方・指針を示す・・・という意味においては、全ての講義が実務的とも言えましょう。私が指摘したいのは、不動産登記のオンライン申請のやり方ですとか、訴状の起案の仕方といった研修ではなく、また、受験勉強とも違う、ある意味本当の勉強とも言える、カリキュラムになっているということであります。

 講義内容はこちら。

 http://www.shiho-shoshi.or.jp/member/training/newfaces_training/data/h19_curriculum02.pdf

 実は、私も「多重債務問題」をテーマに講師を務めたこともあったのですが、不人気だったのか外されてしまいました・・・・(泣)

 それはともかくとして、カリキュラムについては、基本的にとても良い内容になっていると思います。具体的に申し上げれば、中央では、司法書士制度や倫理、憲法、総合法律支援法などに力点を置き、各論である不動産登記・会社法・本人訴訟支援・簡裁代理関係業務・ADR・成年後見・多重債務問題・消費者問題などの取り組みについては、その歴史と現状と課題など、より大きな視点から、司法書士制度を取り巻く環境が概観でき、力が湧いて来るような講義に絞るのがベターだと考えていますが、そういう方向のようですので。

 もちろん、まだまだ入れておきたいメニューも多数あります。私が理事として担当させていただいている分野に限定しましても、「労働問題」「ジェンダー問題」が思い浮かびます。日程と時間割の問題がありますから、研修所の皆様は頭を悩ませていることでありましょう。お疲れ様です。本当に。

 新人司法書士の皆様におかれましては、このような講義をまとめて聴くことができる機会は二度とありませんので、是非、真剣にお聴きいただきたいと思います。

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コメント

中央新人研修は、内容の濃い充実した講義内容だと思います。
でも、受講生は長年の受験勉強の結果、合格を勝ち取り、その喜びに浸る間もなく研修漬けの毎日が始まってしまうためか、一部講義に集中できていない人がいることも事実です。
正直言って、私も研修期間中、夜に飲みに行ったりして講義に集中していたとは言えませんが。
しかし、司法書士登録をして実務をやってから痛感することになりますが、中央新人研修のカリキュラムを受ける機会は、一生に一度しかないものです(近年は研修ライブラリで一部視聴できますが)。
小澤さんのおっしゃるとおり、研修期間中は研修に集中して真剣に講義を聴くことをお勧めします。

投稿: 小司隆信 | 2008年5月26日 (月) 12時48分

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