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2008年5月 9日 (金)

司法書士の新人研修に思う⑤

 それでは、もう少し細かい点について述べたいと思います。

 一般に、単位会で規定する配属研修の期間は、長くても数ヶ月程度でありましょう。残念ながら、この数ヶ月では、「さわり」の部分しか学ぶことはできません。例えば、債務整理事件をとっても、全ての業務が完了するまで1年程度かかるのは通常ですから、期間としては極めて不十分と言わざるをえません。従いまして、単位会の配属研修期間終了後、可能であれば、受け入れ先事務所に引き続き雇用してもらうか、他の受け入れ先(雇用が前提となりましょう)を探すということになると思われます。

 もちろん、単位会の配属研修期間終了後に開業することを否定するつもりはありませんが、早期に開業する必要性が特にない方については、慌てて開業することはないと考えています。

 私見では、2年から3年程度の期間はじっくり研修を積むべきだと考えています。バランス良く、すべての業務を学びたいと考えているのであればなおさらでしょう。もちろん、個人差もありますし、研修先の事務所の仕事量と仕事のバランスもありましょうが、2,3年じっくり研修を積めば、ある程度の自信もついてくるはずです。実際、私の事務所で研修を積み独立した司法書士は、皆、終盤に入ってきますと、顔つきが変わってきます。大袈裟に言えば、どんな事件でも対応できるぞ!とでも言いたげな顔つきになってくるのです。

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コメント

今回は、配属研修の期間がテーマですね。
現行の配属研修は6週間以上と規程されていますが、ご指摘のとおり司法書士の実務を修得する期間としては2年以上は必要だと思います。
しかし、研修と労働の違いや事務所経営と生活保障などを考えると、長期間の実務研修は雇用が前提になると思います。
その場合、受け入れ事務所側の「業務内容」「受け入れ態勢」「雇用条件」と新人の「目的意識」「雇用条件の希望」が合致しなれけばいけないでしょう。
また、研修生が司法書士登録するかしないかによっても研修内容に違いがでるかと思います。
個人的には、司法書士登録しないと本当の実務は分からないと考えていますので、例えば3年間の研修期間とした場合、最後の2年間は司法書士登録して実務を学ぶと効果的だと考えています。

投稿: 小司隆信 | 2008年5月 9日 (金) 13時04分

そうですね。そのあたりが悩ましいのでしょうね。会として、そういう斡旋なんてのは難しいのでしょうかね。また、登録してから・・・というのもそのとおりでしょうね。

投稿: 小澤吉徳 | 2008年5月 9日 (金) 22時49分

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