« 商工ローンSFCGを提訴 | トップページ | 日司連創立80周年記念式典 »

2008年11月 1日 (土)

日司連平成20年度第2回会長会②

 今回の会議資料も大量となっていますが、いくつか指摘しておきたいものをあげておきます。

1.司法書士の簡裁代理関係業務の実績~司法統計から~

 注目すべきは、原告に司法書士が代理人として関与した事件数と被告に司法書士が代理人として関与した事件数でありましょう。
 前者は、平成18年度は28,905件となっており、弁護士の28,162件を上回っています。もちろん、平成15年から17年のデータでは、弁護士の件数が上回っていたのですが。これは、明らかに不当利得返還請求事件(過払い事件)の急増という背景が考えられます。
 一方、後者については、平成18年度は1,439件であり、弁護士の10,850件と比較して極めて少数となっており、訴訟が提起された場合、その被告は司法書士に相談するということを想起していない・・・という現状が明らかとなっていると思われます。

 従いまして、司法書士が市民の法的需要にきちんと応えている・・・ということを示すには、被告事件への対応が重要であることがはっきりまします。各相談会における工夫もされるべきでしょう。

2.法テラス事業報告~相談分野の概要~

 平成19年度における相談分野の概要について、上位から記しておきましょう。「金銭の借入(23.3%)」「男女・夫婦(13%)」「相続・遺言(6.9%)」「民事法律扶助(5.8%)」「金銭の貸付(3%)」「借地・借家(3%)」「各種裁判手続(2.7%)」「その他(生活上の取引)(2.4%)」「犯罪被害者(2.1%)」「高齢者・障害者(1.3%)」「情報提供(1.3%)」「損害賠償(1.1%)」「賃金・退職金(1.1%)」「刑事手続のしくみ(1.1%)」「子ども(1%)」「その他の法律事務(0.8%)」「定年・退職・解雇(0.8%)」「不動産登記(0.7%)」「その他(犯罪・刑事事件)(0.7%)」「隣地との関係(0.7%)」

 これも、このブログでは何度か触れていますが、上記内容のほとんどが司法書士の業務範囲内でありますから、これらについて、きっちりとその需要に応えるだけの力量を、すべての司法書士が備えなければなりません。市民の需要に常に敏感でなければなりません。

|

« 商工ローンSFCGを提訴 | トップページ | 日司連創立80周年記念式典 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/106839/42962414

この記事へのトラックバック一覧です: 日司連平成20年度第2回会長会②:

« 商工ローンSFCGを提訴 | トップページ | 日司連創立80周年記念式典 »