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2008年11月28日 (金)

勝手に(笑)司法書士新人研修プログラム案策定!④

(4)新たな紛争解決手段ADRの魅力について

 ADRの重要性については、いまさら私などが述べる必要もないのでしょうが、こちらもご参照。

 http://www.zssk.org/archives/index.php?mode=view&id=32

(5)本人訴訟・簡裁代理訴訟・ADR等をフル活用した司法書士訴訟の確立を目指して 

 これまでも本人訴訟支援という形で、簡裁・地裁等を問わず行われてきた裁判書類作成業務に、この簡裁代理権が加わることによって、各種の民事紛争きに対する取り組みは大きく広がりをみせています。
 また、裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律の施行、仲裁代理を可能とする改正司法書士法の施行により、司法書士が民事紛争に関して選択しうるメニューはさらに広がりをみせています。
 この事実は、利用者である市民・国民にとって、大きなメリットとなるはずです。なぜなら、これまで、必ずしもその需要に応え切れていなかった少額な民事紛争の担い手として、多様なメニューを持った司法書士が新しく誕生したのであるから。
 一方において、簡易裁判所における代理と裁判外紛争解決手続との相違点の大きなものは、前者は、基本的には要件事実という共通言語に支配される領域であり、後者は、その要件事実という技法によっては満足できない当事者の需要に応えて発展してきた手続きであるということだと考えられます。
 仮にそうであれば、司法書士は、この司法制度改革によって、二つの、ある意味において相反するともいえる紛争解決手段を同時に手に入れたということにもなるでしょう。
 裁判所における訴訟手続に求められている要件事実は、近代的合理性の追求から確立されてきたものと考えられ、その重要性は、当然のことなら、今なお否定できないものですが、それのみでは、今般の司法制度改革が目標としている「法の支配」の実現は具現化されないという理由から、いわゆる裁判外紛争解決手続の促進が行われていると言えます。
 この事実は、司法書士サイドにとって、単なる紛争解決手段としての選択肢の拡大という意味に留まらない大きな問題であると考えられます。
 すなわち、紛争を抱える依頼人の真の需要がどこにあるのかを的確に判断し、そのうえで、紛争の当事者である依頼人の自律性を最大限に尊重した解決手段の提示が求められるわけですが、この段階における司法書士のアドバイスは、当該紛争についての解決にあたり、極めて大きな影響を及ぼすと考えられるからです。
 これらの法改正は、司法制度改革の一環としてなされたものですから、われわれ司法書士は、これらの権限を利用者である市民のために活用し、市民の負託に応える義務を負っています。これまで以上に高い専門性と倫理観を持って、紛争解決の現場に生きることが求められているのです。
 今こそ、これぞ司法書士訴訟というものを確立すべきときと考えます。

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コメント

このテーマは、私も受講したいです。
特に(5)については、パネルディスカッションのような形式で色々な人の意見を聞いてみたいです。
地方の田舎で開業している司法書士は、市民間紛争に関して、いわゆる弁護士型の紛争解決手続きとは違うアプローチをしている人が大勢いると思います。

投稿: 小司隆信 | 2008年11月28日 (金) 17時06分

でしょ(笑)全青司か日司連で具体化すべきテーマだとずーっと思ってるんですがね。共鳴してくれる人がいない(笑)

投稿: 小澤吉徳 | 2008年11月28日 (金) 21時00分

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