« ライヴ!18 | トップページ | 徳島シンポジウム~生活を破壊しない金利水準を目指して~のご案内(再掲) »

2009年8月14日 (金)

静岡県司法書士会 多重債務問題対策委員会 行政担当者へのフィードバックの試み

 当委員会の小寺司法書士の発案により、実行に移すこととした「相談フィードバックシート」の趣旨は次のようなものであります。ご参考・・・・

 小寺司法書士のブログはこちら・・・・

 http://blogs.yahoo.co.jp/shimada4010

 多重債務者改善プログラムの実施に伴い、近時は、県や市などの行政の相談窓口が充実し、行政経由で相談が寄せられることが多くなっています。今後も、行政経由でくる相談件数は多いものと思われます。

 そこで、当委員会では、行政との信頼関係のさらなる強化、依頼者の行政窓口の積極活用を目的として、「相談フィードバックシート」を作成しました。これが当会の会員により積極的に活用されることとなれば、これまで以上に、生活再建支援に資することとなると考えられます。

 なぜこのようなシートが必要か・・・・当会としての考えは・・・・

 現在の問題点としては、まず行政サイドからみますと・・・

1. 相談者を紹介したあと、その相談者がどうなったかわからないから心配(司法書士や相談者から報告がない)

2. 依頼者から「手続に時間がかかっている」などの不満があるが、紹介先できちんとやってもらっているか心配

3.過払い金があるのに、税金などの滞納分の支払にあててくれない

 などの、不満、不安があると予想されます。

 次に、依頼者サイドからみますと・・・

1 担当した司法書士が、単なる多重債務の法的解決だけに終わっていて、生活再建まで考えてくれていない。

2 せっかく行政に相談にいったのに、ほかの問題を解決してもらっていない。

という問題点が予想されます。

 そこで、当委員会では、行政から紹介された案件を、行政に情報をフィードバックすることが必要であると考えました。このシートを活用することにより、行政の担当者には紹介後の債務整理債務整理の状況を正確に把握していただき、安心して司法書士に紹介してもらうことができるとともに、担当者のかたに多重債務手続のゴールとイメージしてもらうことができるので、当該相談者だけでなく、今後のあらたな相談にも役立ててもらうことができると考えています。

 もちろん、依頼人の個人情報を含むものですので、依頼人の同意と理解が大前提となることは言うまでもありません。

|

« ライヴ!18 | トップページ | 徳島シンポジウム~生活を破壊しない金利水準を目指して~のご案内(再掲) »

コメント

 書き込みが大変遅くなって申し訳ありませんでした。深い関心を持って拝見させて頂きました。
 本文の「現在の問題点としては、まず行政サイドからみますと」のくだりについて。
1 相談者を紹介した後、その相談者がどうなったかわからないから心配(司法書士や相談者から報告がない)について。
私が今、抱えている思いの大部分がこれです。
 司法書士の先生につないだ後、先生からご連絡を頂ける事はあまりありません。ただし、そうしてくださる先生が、ごく少数はいらっしゃいます。初回相談日のあと、相談者のほとんどから、行ってきましたとの旨連絡があります。「気にしておりますので、ご一報を」と相談者にお願いしているのです。
そのときに感触を得ておいて、先生にお電話をします。しかし、その後、ご連絡はないので、過払いの有無、進行具合、終わったのかどうか何もわかりません。なお、生保や裁判同行案件は、こちらから努めて先生にご連絡をします。
 このような状況で数を重ねるうち、少しずつわかってきたことがあります。
司法書士の先生の料金のことです。多重債務の相談において、司法書士という職種(職能)は今後どうなっていくのかなと少し感じています。
 他の業務に紛れ、こちらから連絡をしない私にも改善の責務が当然あります。今回貴会が作られたシートを是非お手本にさせて頂きたいです。
 司法書士の先生方とよりよく連携し、生活の立て直しに資する対応を目指したいと存じます。今後ともご指導の程お願い申し上げます。

投稿: 消費生活相談員 | 2009年8月21日 (金) 02時59分

 先の書き込みに補足を申し上げます。
多重債務相談について、司法書士の先生の料金の上限のようなものがあれば、相談者に説明ができるのになあと感じています。
単位会によっては、そういうものをお持ちのところがあるのかもしれません。認識不足の点申し訳ありません。
 相談者は、決まって、相談員に「それで、料金は?」とお尋ねになるのです。もちろん、相談者が事務所に出向かれた時に、料金の説明はきちんとして頂いているし、分割など柔軟に対応頂いている事は認識致しております。

投稿: 消費生活相談員 | 2009年8月21日 (金) 03時28分

お忙しいところ、貴重なご意見ありがとうございます。費用の上限・・・という点ですが、規制緩和に伴う報酬の自由化により困難な状況となっています。個人的には、行政からの紹介事案は、法律扶助の報酬基準を上限・・・でいいと考えています。

投稿: 小澤吉徳 | 2009年8月21日 (金) 09時15分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/106839/45919638

この記事へのトラックバック一覧です: 静岡県司法書士会 多重債務問題対策委員会 行政担当者へのフィードバックの試み:

« ライヴ!18 | トップページ | 徳島シンポジウム~生活を破壊しない金利水準を目指して~のご案内(再掲) »