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2013年10月27日 (日)

クレサラ被害者交流集会In仙台 第4分科会 決議文

 クレサラ被害者交流集会In仙台 第4分科会 決議文
利息制限法金利引下実現全国会議・高金利引き下げ全国連絡会議・全国ヤミ金融対策会議合同開催

 2010年(平成22年)6月18日に貸金業法は完全施行され、その成果は著しかった。消費者金融から5件以上借り入れている多重債務者は2006年以前まで全国に約230万人以上いたが、借入残高を年収の3分の1までとする総量規制を導入した結果、改正貸金業法の施行後は約44万人(2012年3月)に減少した。また、われわれは数多くの集会での研究成果として「15%~20%の金利は常識的な利率ではない。利息制限法の利率は8%が限界だ」ということを明らかにしてきた。
 このような明白な成果を前にして、いまだに貸金業法の改悪を目指す勢力がある。
 規制改革ホットラインには、「自由契約が前提で総量規制についての完全撤廃」という意見が寄せられている。自民党参院選の公約には、「適正な規模の小口金融市場の実現と真の返済困難者の救済」があり、これは貸金業法改悪の兆候である。
 貸金業法の後退は許されない。今われわれが直面しているのは、貸金業法の改正で勝ちえた成果さえ不十分であったという現実である。一言でいえば、それは銀行のサラ金化といえる。サラ金化する銀行と地域社会の金融を守ろうとする銀行を峻別しなければならない。前者には厳しい批判を、後者にはその可能性を支援していく。
 多重債務問題への取り組みを通じて、融資に際しヒアリングの重要性を再認識し、必要以上に担保、保証に頼らない融資判断能力を身に着けることの大切さを学んだとする地域金融機関の報告を受けた。多重債務に陥ることは簡単であるが、多重債務者の生活再建は容易ではない。このことに気がつけばわれわれの採るべき手段は二つである。
 一つは、多重債務に陥らない仕組みの強化である。銀行融資を例外と前提しない総量規制とより厳しい金利規制を推進しなければならない。
 もう一つは、借金に頼らないで済む生活である。借金は借りた金以上に返さねばならないのが鉄則である。返済の重さは生活を劣化させる。高金利の借金であれば、生活を破壊する。
 われわれは、規制金利の引き下げを提言しているが、それはアベノミクスと根本的に異なる。アベノミクスの金利引き下げ政策は、借金をしやすくして社会をより債務に頼る、すなわち借金漬けの生活にすることを目的としている。われわれの目的は、返済の負担を軽くし、借金によって押しつぶされない、得た収入を返済で間引きされない余裕と活力のある社会である。
 どちらが健全な社会で、どちらを目指すべきか一目瞭然ではないか。われわれはここに、貸金業法の改悪を阻止し、利用者の立場に立った健全な金融機関への支援、さらに生活を破壊する高金利是正の手段として利息制限法金利引き下げへとさらに努力することを決議する。

2013年10月27日

クレサラ・ヤミ金被害者交流集会IN仙台第4分科会
「特例金利をつぶせ!」~貸金業法改悪を阻止し、利息制限法金利引下への現実的戦略と戦術」参加者一同

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